TOPICS暮らしにまつわる三建の取り組み

TOPICS 暮らしにまつわる三建の取り組み

date_range2025.7.01

名作チェアと暮らす ウェグナー/ラウンジチェア

SANKEN ARCHITECTS 設計士の”吉田”です。

2025年8月17日まで、「建築から生まれた椅子展in兵庫」と題しまして世界の名作椅子をモデルハウスで展示しています。本展は、あの”織田コレクション”のサテライトイベントですので、貴重な名作揃いです。

今回は、本展示会で展示されている名作椅子より「ラウンジチェア」をご紹介します。

Wegner Loungechair

 ハンス. J. ウェグナー  Hans J. Wegner

デンマークの家具デザイナー、エリック・クローが1981年に書いた『The chair in the space,The space in the chair』という本では、空間における椅子の存在と、椅子のもつ空間的広がりについて述べられている。この考え方は、これまでにないユニークなものだった。椅子の下部から上部、後方から前方へとそれぞれ広い角度を持っており、パースペクティヴを感じさせ、この椅子を実際の大きさ以上に大きく見せている。

「椅子の神様」

ハンス・J・ウェグナーは「椅子の神様」と称されるデンマークの家具デザイナーであり、生涯で500種類以上の椅子をデザインしました。彼のラウンジチェアは、機能性、美しさ、そして快適性を兼ね備えた名作として、世界中で愛されています。

機能性と芸術性を兼ね備えた「一生もの」の椅子

ウェグナーのラウンジチェアは、単なる家具としてだけでなく、芸術品としても高く評価されており、座る人に心地よさと安らぎを与える、まさに「一生もの」の椅子と言えるでしょう。

ウェグナーの言葉

「外国の方からは、デンマークスタイルをどう生み出したのか、とよく尋ねられますが、私は常にこう答えることにしています。それはたゆまぬ純化と簡素化のプロセスであり、4本の脚、1つの座面、背もたれと肘掛けの組み合わせ、という最もシンプルな形にデザインをそぎ落とすことだ。と。」

ハンス J. ウェグナー


ウェグナーの魅力


デンマークの巨匠ハンス・J・ウェグナーが手がけた「Lounge Chair」は、機能と美の融合を体現した名作です。彼は「椅子には裏側があってはならない」と語り、どの角度から見ても美しくあることを追求しました。実際に腰かけると、滑らかな木の曲線が体に心地よくなじみ、深くリラックスできる座り心地に驚かされます。見ても触れても美しいこの椅子は、空間に静かな存在感を放ち、使うほどに愛着が増していきます。ウェグナーの哲学が息づく一脚です。

担当設計士”吉田”のご紹介

建築から生まれた椅子展

本展示では、デザイン評論家・織田憲嗣氏が長年にわたって収集してきた世界の名作椅子を、三建のモデルハウスという”暮らしの場”に溶け込ませることで、「アートとしての椅子」と「日常を豊かにする住まい」の融合をご提案します。

 展示されるのは、ミッドセンチュリーを代表する名作から、機能美と造形を兼ね備えた現代の椅子まで。家具としての用途を超え、デザインや思想を語る”アートピース”としての椅子たちが、モデルハウスというリアルな生活空間の中で息づきます。

三建加古川モデルハウス・姫路モデルハウスの2会場で開催。それぞれ異なる椅子を展示します。

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